Teamsでは「ラージギャラリー」や「Togetherモード」という機能を使うと10人以上を同時に画面に表示させることができます。
しかし、自分のPC画面を共有したことがある人はご存じかと思いますが、画面共有時には相手の映像は一人分しか表示されなくなります。
一方的に行うプレゼンなら大して問題はありませんが、参加者と頻繁にやり取りをしたい場合は、共有画面と参加者の表情を同時にリアルタイムで確認したいですよね。
今回の記事では、自分の画面を共有している時でも、複数の参加者の顔を確認できる方法をご紹介します。
必要なものは
- 画面を共有する用のメインデバイス(PCがベスト)
- 参加者の顔をチェックするためのサブデバイス(PC/スマホ/タブレット)
の2点です。

画面共有中に複数の参加者の顔を確認するやり方
やり方としては、いたってシンプルです。Teamsが使えるデバイスを2台用意するだけ。
1台目のメインデバイス(基本的にPC)で見せたい資料やプレゼン画面を共有し、2台目のサブデバイス(PCかタブレットかスマホ)で相手の顔をモニタリングするという具合です。
単純に一人二役をこなすというTHE力技。
当然ですが、相手の顔をチェックする用のデバイスにもTeamsが入っていないと会議に参加できませんので、会議前にあらかじめモニタリング用のサブデバイスにもPC/スマホ用のアプリをインストールしておきます。
PCアプリ:
ここから[デスクトップ版をダウンロード]をクリック
iOS:
App Storeで「Microsoft Teams」を検索してダウンロード
Android:
Goolge Playで「Microsoft Teams」を検索してダウンロード
1台目のメインデバイス(PCがベスト)でビデオ会議を開始/会議に参加し、このデバイスで以下の手順に従って画面共有を行います。
- 画面右上の共有ボタンをクリックします
- [ウィンドウ]をクリックします
- リストから共有したいウィンドウを選択します
メインデバイスにて以下の手順を行います
- 画面上部の人が重なったようなアイコンをクリックします
- [招待を共有]をクリックします
- [会議のリンクをコピー]をクリックし、ここでコピーした会議リンクをメールか何かでサブデバイスに送ってください

- メインデバイスで開始した会議に、このモニタリング用サブデバイスからも参加します。会議リンクから参加するのが一番確実です。
- 参加直後は、1台目のメインデバイスで共有している画面が大きく表示されているので、参加者の誰か一人をクリックして、共有画面ではなく参加者画面が大きく表示されるようにします

メインデバイスにて以下の手順を行ってください
- 画面上部の人が重なったようなアイコンをクリックします
- [招待を共有]をクリックします
- [会議のリンクをコピー]をクリックし、ここでコピーした会議リンクをメールか何かでサブデバイスに送ってください

- メインデバイスで開始した会議に、このモニタリング用サブデバイスからも参加し、[・・・]をタップします。(会議リンクから参加するのが一番確実です)
- 出てきたメニューの一番したにある[会議ビュー]をタップします
- さらにその中にある[ラージギャラリー]をタップすると、共有画面ではなく参加者の顔が画面いっぱいに表示されます
2021年6月5日
アップデート(改悪)により、サインイン状態の2台目のPCをモニタリング用に使おうとした場合、1台目の共有画面が必ず大きく表示され、参加者の顔は小さくしか表示できなくなってしまいました。このバグ?は、2台目のPCでTeamsにサインインせずに会議に参加することで回避できました。恐らく、サインインしていない状態のTeamsにはアップデートによる仕様変更が適用されていなかったため。
2021年9月4日
2台目PCでサインインした状態でも、以前同様、共有画面と参加者の画面のどちらを大きく表示するかを自分で選択できるようになりました。
てか、毎回マジでなんの告知もなくアップデートするの勘弁してくれ、Microsoft・・・。改善だろうが、改悪だろうが分かりやすいところに新機能や修正点書いてくれないとユーザーパニックになるから!
【Teams】大勢(10人以上)の参加者の顔を一つの画面に表示する方法:ラージギャラリーで詳しく解説していますが、Teamsでは通常参加者の顔を9人までしか同時に表示できません。
10人以上の参加者の顔をモニタリングしたい場合は、参加者が映っているサブデバイスのTeamsでラージギャラリーという機能をオンにします。
こうすることで、仮に参加者が12人いた場合でも以下のように均等に全員一つの画面に表示されます。
いかがでしたでしょうか?
2台のデバイスを使用することで、画面共有しながらでも参加者の顔を確認することができます。
流れをもう一度確認すると、
メインデバイスでTeamsを起動させ、会議を開始/会議に参加。自分の画面を共有する
サブデバイスでメインデバイスが開始した会議に参加する
サブデバイスで参加者の顔をクリックして大きく表示し、モニタリングする
という感じです。
PCを2台持っていなくとも、ほぼ全ての人がスマホを持っていると思うので、それを参加者の顔をモニターするサブデバイスとして使うことで、1台目のメインデバイスで画面共有をしつつも、参加者全員の反応をリアルタイムで把握することができます。
最近のスマホは5~6インチ以上となっているので、複数の参加者の顔も結構はっきり確認できます。
複数人とリモートワークをしていて、画面共有をする機会が多い人は是非お試しください。よりスムーズに共同作業ができると思います。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!