【レビュー】ユニマウス | 35度~70度 角度無段階調節可能なエルゴノミクスマウス

アイキャッチ画像 Unimouse

どーもヤマジです。

タイトルの「角度無段階調節可能」という字面がなんだかイカツイですね。遠目で見たら、「汎用人型決戦兵器」みたいです。

さて、タイトルの取っつきにくさとは異なり、このマウスは手に良く馴染むユーザーフレンドリーなエルゴノミクスマウスです。

当ブログでは、これまでもいくつかのエルゴノミクスマウスをレビューしてきました。

今回のユニマウスは、その調節機能の自由度の高さから今まででご紹介してきたものと比べて、より自分の手に合った形にすることができる、まるでオーダーメイドのようなマウスとなっています。

ユニマウスはこんな人におススメ
  • 今持っているマウスは長時間の作業をすると、手首が痛くなる、腱鞘炎になる、疲れるという人
  • 今までいくつかエルゴノミクスマウスを使ってきたけど、どれもなんかしっくりこなかったという人
  • DPI(マウス感度)を細かく設定できるマウスが欲しい人

この記事では、ユニマウスの基本的な機能から良いところ、気になるところに触つつレビューしていきたいと思います。

主な機能

35度~70度間での角度無段階調整

ユニマウスは、35度から70度の間で無段階に角度を調節することができます。

以前紹介したDELUXワイヤレスマウスと角度を比べるとこんな↓感じです。(左:ユニマウス 右:DELUXワイヤレスマウス)

ユニマウスは結構な広範囲の角度調整が可能なので、DELUXワイヤレスマウスで個人的に気になっていた「角度が中途半端」という問題とは無縁です。

ボタン

ユニマウスには、ON/OFFボタンを除くと合計7つのボタンが搭載されています。

ボタン配置

DPI変更ボタン

DPI変更ボタンを二回以上連続で押すことで、マウスカーソルの移動速度を変更することができます。具体的には、800DPI~2800DPI間を10段階で調節可能です。

ちなみにDPI変更ボタンを一回だけ押すと、緑のLEDランプの数によりバッテリー残量を確認できます。

バッテリー残量

独自の中ボタン

ユニマウスで目を引くのが、右クリックボタンと左クリックボタンの間にある「中ボタン」です。この中ボタンは「DPI変更ボタン」と同時押しすることで様々なボタンを割り当てることができる非常に便利なボタンとなっています。

今どのボタンが割り当てられているかは、LEDライトの赤く点灯している場所を見ることで分かります。

各ボタンの割り当て方法は以下の通り:

中ボタンをホイールボタンに
中ボタンをダブルクリックに
中ボタン_ダブルクリック

中ボタンを左クリックに
中ボタン_左クリック

中ボタンを右クリックに
中ボタン_右クリック

中ボタンをフリーズクリックに
中ボタン_フリーズクリック
フリーズクリックとは?

ユニマウスは割かし大きいので、動かしているうちに元にあった場所とずれてきて、下手をするとキーボードとゴッツンコしてしまい、マウス操作がしづらくなりかねません。

かといって、普通にマウスを元の位置に戻そうとすると、PC上のマウスカーソルも微妙に動いてしまいますよね。

しかしフリーズクリックを押している間は、マウスカーソルが動かなくなるので、パソコン上のマウスカーソルの位置はそのままに、マウスを元の広いスペースに戻すときに重宝する便利機能です。

サムレスト(親指サポート)

ユニマウスの特徴的な外観を作り出すのに一役買っているサムレスト(親指サポート)は、マウスを握ったときに親指を自然な位置に添えることができるパーツです。

このサムレストはマウス本体の角度とは別に、前後上下に調節、回転させることができます。

サムレスト 可動域

さらにこのサムレストはマウス本体から14ミリほど出し入れ可能なので、マジで自分のしっくりする親指の位置を見つけることができます。

サムレストの伸縮

良いところ

自分の手に合わせた角度調整が可能

上述したように、ユニマウスはとんでもない自由度でマウス本体やサムレストの角度を調節できてしまうので、手の小さい人も大きい人も関係なく、自分だけの手に合う形に変更できます。

他のマウスだと、買ってしばらく使ってみると「なんだかしっくりこねぇなぁ」ってことがありますが、ユニマウスの場合はそうした際でも微調整が可能なので安心して使えます。

多彩なボタン

個人的にマウスには「進むボタン」「戻るボタン」は必須だと思っているので、これらもしっかりと抑えているところは高ポイントですね。ボタン操作の多いゲームとかでない限り、ユニマウスぐらいボタンが揃っていれば、普段使いには十分、十二分です。

使い勝手の良い中ボタン

以前紹介したPropointマウスくらい小さければ、操作中にマウスがなにかに干渉してしまうということはないんですが、通常サイズのマウスでは結構あるあるだと思います。

中ボタンをフリーズクリックに設定しておけば、何かにぶつかりそうになったときにマウスカーソルを動かさずに元の広いスペースに戻せるので、地味な機能ですが非常に便利です。

気になるところ

クリック音の大きさ

静音マウスではないので、当然っちゃ当然なんですが、ユニマウスのクリック音は結構甲高く、静かに作業したいという人には少々うるさいかもしれません。

こちらの動画では、実際のユニマウスのクリック音をお聞きできます。動画に登場するマウスの順番としては、

  1. DELUXマウス(静音マウス)
  2. Propointマウス(非静音マウス)
  3. ユニマウス(非静音マウス)

となっています。

Bluetooth接続機能はない

ユニマウスは無線タイプと有線タイプの2つがありますが、無線タイプはレシーバアダプタをPCのUSBポートに差し込んで使うもので、Bluetooth接続ではありません。

USBポートを一つ埋めてしまうことになるので、ポートの数が少ない、またはそもそもついていない小さなタブレットPCだと運用がちょっと面倒です。

「進むボタン」「戻るボタン」が押しづらい

「進むボタン」と「戻るボタン」が、サムレスト(親指サポート)があるせいで、親指でこれら2つのボタンを押すのがちょっとやりづらいです。

サムレスト自体は握る際にかなりのフィット感を与えてくれる素晴らしい機構です。

しかし、「進むボタン」と「戻るボタン」 を親指で押すためには、サムレストから離れて、さらに親指を跨がせないといけないので、頻繁に「進む/戻るボタン」を押したいときは少々ストレスになります。

総合評価

さて今回の記事ではユニマウスの基本的な機能や良いところ、気になるところに触れてレビューしてきましたが、私個人の独断と偏見に基づき5段階評価でざっくり評価するとこんな感じになります。

ユニマウスの総合評価
取り回し
 (3.5)
操作性
 (4)
疲れにくさ
 (5)
質感
 (3)
静かさ
 (1)

ユニマウス自体は大きめのマウスですが、中ボタンをフリーズボタンにしておくことで、見た目に反して取り回しは結構いいです。

また、角度調節機能のおかげで操作性と疲れにくさはかなり良好です。

質感は良くも悪くも「普通」といったところでしょうか。THEプラスチックって感じで手触りが特別いいとかいうことは全くないです。

個人的には非静音マウスとは言え、もう少し静かにならんかなぁといったところです。とはいえ、音楽を聞きながら作業する人や、周りもそこそこうるさいとう場所にいる人なら大して気にならないかもしれません。

以上がユニマウスのレビューです。全体的にみると非常に優れたマウスだと思います。角度などを自分好みに徹底的に調節でき、この世に一つしかない自分だけのマウスの形に整えることが可能です。

今まで使っていたマウスがしっくり来ていない人や、合わないマウスのせいで手首を痛めてしまったり腱鞘炎になったりしている人には是非お勧めしたい逸品です。

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