どーもヤマジです。
終わりの見えないコロナ禍で、自宅での娯楽を充実させるべくプロジェクターの購入を検討されている人は、そこそこいるんじゃないでしょうか?
今回、レビューするAnkerのプロジェクター「Nebula Mars 2」は、こんな☟人にオススメです。
- Netflixのドラマや映画をホームシアターで手軽に楽しみたい!
- コンパクトで持ち運びやすく性能もそれなりにいいものがいい!
- 普通のプロジェクターよりスタイリッシュなのが欲しい!
Nebula Mars 2
Nebula Mars 2は、持ち運びに特化したバッテリー内蔵型のモバイルプロジェクターです。
Anker公式サイトのスペック表は以下の通りです。
参考
Nebula Mars IIAnker
ドイツのノルトライン=ヴェストファーレンデザインセンターが主催する国際的なプロダクトデザイン賞であるレッド・ドット・デザイン賞を受賞しているだけあって、なかなかスタイリッシュです。

パッと見、オサレな弁当BOX!!
あと大きさは、17.8 x 12.2 x 13.8 cmでギリ片手に収まるサイズですので、一般的なプロジェクターと比べると大分小型なのが分かります。

ギリ片手に収まるサイズ感
重さは、約1476gと大きめのペットボトルと大体同じくらいの重さですので、コンパクトな大きさと相まって持ち運びも全然苦になりません。
良いところ
Nebula Mars 2自体にアンドロイドOS(Android 7.1)が搭載されており、WiFiにも繋がるので、PCと接続しなくてもこのプロジェクター単体で、YouTubeやNetflixが観れてしまいます。(*当然ですが、Netflixはアカウントがなければ視聴できませんのでご注意を)
プロジェクターは、
- プロジェクターに備え付けられたボタン
- 付属のリモコン
- Nebula専用のアプリ
で操作可能です。最も使い勝手がいいのは専用のアプリですが、アプリを立ち上げてもたまにNebula Mars 2に接続されないことがあるので、最近はもっぱら確実に操作可能な付属のリモコンを使用しています。
Nebula Mars 2にはAirPlayやMiracastといったミラーリング機能が備わっています。ミラーリングとはiOS/アンドロイド/Windows 10が搭載された端末の画面を無線で接続する技術です。
- AirPlay→iOS用
- Miracast→アンドロイド/Windows 10用
☝この動画では、MiracastでWindows 10に接続し、無線でPC画面をスクリーンに投影しています。無線接続ですが、ラグもほぼありません。
私は元々ホームシアターとしてではなく、仕事用に購入したので、普通のプロジェクターでは必須なHDMIケーブルを持ち歩かなくてよくなり、使用後の片づけが楽になりました。
ケーブル類って何気にかさばるし、適当に入れれば絡まるから、少ないに越したことはないですよね。
またNebula Mars 2には、そこそこ良いスピーカー(左右10W=合計出力20W)も内蔵されているため、外付けのスピーカーも基本的に持っていかなくて大丈夫です。
したがってどこかでプレゼンや映画鑑賞したいときに持っていくのは、PCとNebula Mars 2本体と念のための充電器、3つのみです。
Ankerからは、モバイルプロジェクターとしてNebula Mars 2の他にもいくつか出ていますが、その中でもこのモデルが現行で一番最大輝度が高いです。
- 300 ANSIルーメン/Nebula Mars 2
- 200 ANSIルーメン/Nebula Apollo
- 150 ANSIルーメン/Nebula Capsule 2
- 150 ANSIルーメン/Nebula Capsule Pro
- 100 ANSIルーメン/Nebula Capsule
んで、実際どんぐらい明るいかというと、こんな感じ☟
部屋の24Wのライトがついた状態
部屋のライトを切った状態
当然、照明を落とした方が映像はくっきり見えますが、照明ありでも割と見えてますよね?
字幕付きの動画を見るときやプレゼンするとき以外は、私は基本的に部屋の電気をつけた状態で使ってます。
個人的に、これは何気に最大のメリットだったかもしれません。
Nebula Mars 2には、もちろん排熱溝があるのですが、そこから出てくる空気は熱風ではなく普通の風です。
夏にプロジェクターを使ってプレゼンをしたことがある人は、ご存じかもしれませんが、狭い部屋だとプロジェクターから出る熱によって、サウナみたいなことになります。そう熱いと、もうプレゼンどころではないですよね・・・。
その点、Nebula Mars 2では熱風が出てくることがないので、何時間使用しても部屋が熱帯のジャングルみたいになることはありません。
ここをウリにしているプロジェクターってあんまり見たことないし、Nebula Mars 2の公式サイトでも排熱に関しては全然触れてませんが、コレはもっと前面に出してもいいメリットだと思います。
気になるところ
Nebula Mars 2は、距離によってでしか画面の大きさを調節できません。
他のプロジェクターとかだと、レンズがダイヤルのように絞れるようになっていて、同じ場所でもある程度画面サイズを調節可能ですが、Nebula Mars 2は残念ながらその限りではありません。
私は家で使うときは、2.5メートルくらい投影する壁から距離を置いて設置していますが、この距離だと画面サイズは大体88インチになります(ちなみに最大サイズは150インチ)。
一応、モバイルプロジェクターなので内臓バッテリーが搭載されていますが、バッテリーモード(一番明るくないモード)で最大3.5時間投影可能とされています。
私が、標準モード(一番明るいモード)でMiracastを使ってPCに接続しながらプレゼンに使用したときは、2時間ちょいくらいでバッテリーがほぼ尽きてしまいました。
ちょっと長い映画だと物語のラストを迎える前に、Nebula Mars 2の最期が来てしまうかもしれません・・・。
屋内で使用する場合は、基本的に充電できるので特に問題ないかと思いますが、電源のない屋外で使用を検討されている場合は、要注意です。大事を取って、[設定]>[プロジェクター]>[バッテリーモード]にしておくといくらか安心かも。
これに関しては、Nebula Mars 2というよりは、全プロジェクターのデメリットでもあるんですが、起動するまでに結構かかります。
私の実測では、ボタンを押してNebulaのホーム画面が表示されるまでおよそ35秒かかりました。他のプロジェクターと比べると、ひょっとしたら速い部類なのかもしれませんが、普通のモニターやテレビと比べてしまうと、ナメクジとチーターくらいの差を感じてしまいます。
心にゆとりを持ちましょう。
テレビ代わりにと考えている人は、要注意です。
プロジェクターによっては、本体底部に伸縮可能なツメのようなものがついていて、投影位置を上下にある程度調節できるのですが、Nebula Mars 2にはそういった機能は一切ありません。
丁度いい高さの台があればいいですが、それでも高さの微調整などは困難です。
そんなときに、高さや角度が調節できる三脚があると使い勝手がグンとあがります。
三脚と聞くとなんだが仰々しいですが、そんなにガチのやつじゃなくても大丈夫です。私は50㎝までしか伸縮できない小型の三脚を使っていますが、これでも問題なくNebula Mars 2の投影位置をバッチリ調節できます。
あと余談ですが、脚が生えることによって一気にキャラクター感が増し「相棒」っぽさが出ます 笑

なんとなくカワイイ
Nebula Mars 2は、モバイルプロジェクターなのでバッテリーの持ちも考慮されており
- オート(最大3.5時間駆動:明るさ→部屋の明るさによる)
- 標準モード(最大1.5時間駆動:明るさ→一番明るい)
- バッテリーモード(最大3.5時間駆動:明るさ→一番暗い)
の3つのモードが用意されています。
購入時は、確かオートかバッテリーモードに設定されているのでMAX 300 ANSIルーメンの性能は発揮されず「アレ?思ったより暗くね?」となりがちです。
屋外で使用するとき以外は、電源が確保できる限り最大パフォーマンスを発揮できる標準モードにしといた方が、映像がハッキリ見えます。
モードの切り替えは、ホーム画面の[設定]>[プロジェクター]>[画像モード]から可能です。購入後は、まずここをチェックしておいたほうがいいかと思います。
Nebula Mars 2は、輝度が300 ANSIルーメンとモバイルプロジェクターとしては非常に明るく、またコンパクトで重量も1.5kg程度なので持ち運びもラクチンです。
デザインもいい意味でプロジェクターっぽくないので、使わないときはどこかに飾っておいても結構様になります。
また、多くのプロジェクターの欠点でもある熱問題に悩まされることもないので、夏場でも気兼ねなしに使えます。
内蔵されたアンドロイドOSのおかげでPCに繋がなくても、Nebula Mars 2単体でYouTubeやNetflixが楽しめるので、家で手軽にホームシアターを堪能したい人にはオススメです。
ただ起動にはそこそこ時間がかかるので、PCのディスプレイやテレビの代わりと考えている人は、よく考える必要があります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。